2021年6月9日
第5回雲解像気候学セミナー
[日時]
2021年8月18日(水) 13時~15時
[場所]
オンライン zoom使用予定
[発表者]
片岡崇人(海洋研究開発機構)
[タイトル]
大気海洋結合モデルによる季節から数年規模予測
[要旨]
例えばエル・ニーニョ/南方振動や北大西洋数十年規模変動のように、気候は様々な時間スケールや空間パターンで変動し、世界各地で異常気象を誘発する。また、このような気候の内部変動は、人為的な気候変化を相殺・増強することで、パリ協定が掲げる「1.5°C目標」の一時的な超過にも影響しうる。それゆえ、このような気候変動の精確な予測は社会に裨益する。本発表では、温暖化予測や天気予報との違いやアンサンブルの必要性など、季節から数年規模予測の概要について、MIROC6を用いた気候予測実験結果の紹介を交えながら説明する。また、MIROC-ES2Lによる炭素予測の取り組み等についても簡単に紹介する。
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